とんかつDJアゲ太郎の読後感はほぼ自己啓発本【あらすじ・感想】

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わたし
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とんかつDJアゲ太郎ってなんや…

キャッチ―なタッチの絵柄と意味が分からないタイトルに目を奪われ、速攻でレンタルしました。

ギャグ漫画かと思いきや、とんかつ屋とDJの二足のわらじを履きこなすべく成長していく王道少年漫画でした。読後感は完全に自己啓発本でした。
もちろんギャグやハチャメチャな展開もあるのですが、骨太なストーリーにいい意味で期待を裏切られました。

小山 ゆうじろう (著), イーピャオ (企画・原案)

この記事からわかること
とんかつDJアゲ太郎のあらすじ
とんかつDJアゲ太郎のみどころ
私がとんかつDJアゲ太郎をおすすめしたい人

上記の内容を記載しましたので気になる方は読んでいってくださいね!

とんかつDJアゲ太郎のあらすじ

渋谷にあるとんかつ屋「しぶかつ」の三代目である揚太郎はぼんやりと、しぶかつ後継ぎとしての修行をしていました。
とんかつの配達でクラブに初めて入りその魅力に気づくと、揚太郎はとんかつ修行そっちのけでクラブに通い詰めるようになります。
クラブを楽しんでいたある日、フロアを回していた伝説のDJにテレパシーで話しかけられ、フロアもとんかつもアゲられる「とんかつDJ」になる決心をします。

わたし
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平たく言えば揚太郎がDJととんかつ屋、どっちも極めるべく奔走する話だよ!

とんかつDJアゲ太郎の見どころ

揚太郎の気づく力ができる新社会人でしかない

ギャグ漫画と称しているようですが、これはもはや夢を追う少年のストーリー。王道少年漫画だなと私は感じました。
しかし目指すものは王でも神でもなく、DJととんかつ屋。
非常に現実社会に根差した題材だけに、派手なバトルはありませんが、その分頭脳で闘っている印象を受けました。

特に揚太郎の視座がチョモランマ級に高いです。
遭遇したことを目の前の対応だけに注ぐのではなく俯瞰で見て、とんかつ・DJそれぞれに結び付ける能力に長けています。

そもそも、揚太郎の気づく力がなければ物語は始まりません。
クラブ会場でBPMと千切りキャベツの音を重ね合わせ、双方の共通項に気付くんですね。

とんかつとDJって同じなのか!!!???

とんかつDJアゲ太郎 第1巻より引用

以後も揚太郎はとんかつ修行中の気づきをDJに活かし、その逆も行いながら着実に成長していきます。

例えば、しぶかつで妹のころもから接客の基本を教わるシーン。

いい?大事なのは「注意力」!!そしてこれをくり返して切らさないこと!! つまり「ノンストップ」!!

とんかつDJアゲ太郎 第1巻より引用

これはもうとんかつ屋の枠を超えてどんな仕事にも通ずる教えですね…
揚太郎はDJがお客さんの反応に注意を注いで音楽を絶えず流し続ける形で、注意力とノンストップを体現していると気づきます。

DJ修行をみっちり3日間こなした後、しぶかつでキャベツを盛っているときの揚太郎の心の声です。

“あれ?オレ今カットインの時と同じアタマかも…今やることと次やることが整理できてたらこんなに動けるのか!!”

とんかつDJアゲ太郎 第1巻より引用

タスクを管理する大切さを知ったようですね。

とんかつとDJ、2つの物を極めようとすることで個別具体的な対応ではなく、抽象度が高い、汎用性のある気づきが多いです。
揚太郎の言動には私の仕事でも重要だなと思うことがたくさん詰まっていて、もうざっくり言えば自己啓発本だなと思ってしまいました。

わたし
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二足のわらじで相乗効果がいい感じに作用し、成長する揚げ太郎の姿は仕事人として学べる要素だらけ!

DJのイメージが変わる

湿度高めで陰気な私はクラブとまるで交わらない日々を送っていました。
クラブはどんちゃん騒ぎする場所、DJは何やってんだかわからないけど大きな箱の前に立って指をスライドさせている、ぐらいにしか思えておりませんでした。

実際クラブはそんな単純なものではなく、DJたちは場をアゲるための様々な努力や技術をクラブに注いでいると知りました。

ただ爆音を流しておけばいいというわけではなく、客層や地域、時代によって求められるものは刻々と変化しているようです。

私が理解したクラブの世界はほんの一部だとしても、クラブはテーマパークとかと同じ娯楽サービスで、DJはエンターテイナーだという、ごくごく当たり前のことに気付けただけでも良かったなと思います。

わたし
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自分の知らない世界に触れられるので漫画はやめられないなと思いますね

キャッチ―でシュールな絵が見ていて楽しい

表紙を見れば言わずもがなですが非常にキャッチ―な絵柄です。加えて、キャラクターの表情や情景描写に臨場感が感じられてとても好みでした。
とんかつDJアゲ太郎の絵を担当した小山ゆうじろうさんはテレビ朝日の「かりそめ天国」のロゴも担当されたようです。かわええ~

小山ゆうじろうがマツコ&有吉描く、「かりそめ天国」の新ロゴ担当に

コミックナタリーより

こんな人におすすめしたい

揚太郎の視座の高さを知りたい人や新社会人の人
DJって輩が集う場所でしょ…?と思っている人
DJの世界を知りたい人
ペラペラめくってみて絵が好きな人

シュールな世界観ではありますが、しっかり揚太郎が二足のわらじでやっていけるように努力し成長していく、これまでにない読み味でした。
全11巻とほどほどの巻数で暗かったり重かったりしないので、力まず気軽にさくっと読もうかなと思える作品だと感じました。ぜひ手に取ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

小山 ゆうじろう (著), イーピャオ (企画・原案)

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